「笠松山から白銀の南アルプスを眺める」

蘇南高等学校長

2021年03月14日 12:35

 今日は低気圧が通過した後の澄みわたった青空だったので、飯田市の笠松山(1271m)に登りました。そもそも我が家は笠松山ろくの扇状地に立地しているので、まさに故郷の山です。

 隣の風越山が飯田市のシンボルになっているのに比べると笠松山は無名の山なのですが、実は、山頂からの眺望は、ここがダントツ。仙丈ケ岳から光岳・池口岳までの長大な南アルプスが一望できる稀有な場所なのでした。(当然、中央アルプスの高山の上に行けばいいわけですが、白銀のアルプスを里山で見られるのはここ。)

 写真は、左から小河内岳、荒川岳、赤石岳、聖岳とつながっています。南アルプスはとにかくひとつひとつの山が大きく、登るのに時間がかかります。
 「山のあなたの空遠く」(ブッセ)という詩句を思い出すような伊那谷の風景を飽かずに眺め続けたのでした。