「別れは再会への第一歩」

蘇南高等学校長

2021年03月30日 21:47

 ホームページをリニューアルするとか、指導要録の点検をするとか、初職員会・入学式の準備をするとか、やるべきことがあまりに多くて、猛烈に忙しい一日でした。Zoomの会議が2件。その前後に事務室の打ち合わせイスには校長室のドアが開くのを待っている先生方が並ぶ事態になり、なかには「1時間後にきてほしい」と一旦お帰りいただくことも。申し訳ないかぎりです。

 そのようななか、「今日が最後です」と何人かが挨拶に来てくれます。
 本校の職員は大体5~6年の在任期間で次の赴任地へ転勤していきます。初任の先生が多いことが一番の理由です。(初任の勤務校にはあまり長く在籍させないのが県の方針。)
 だからこそ、チームとしての学校づくりが大切になります。

 とはいえ、一人一人の先生には、その先生ならではのすばらしい個性があり、魅力がありますから、離任していなくなってしまったあとの淋しさは、つらいものがあります。チームを組んで絆が強くなればなるほど、別れはつらい。
 「いつかまた会いましょう。そして教育実践について語り合いましょう。」と再会を約束して先生方を送り出します。たんぽぽの種のように、蘇南高校の教育経験が、長野県のあちこちに飛んで行って、さらに素敵な教育実践をうみだしていくのでしょう。
 別れは再会の第一歩なのだと自分に言い聞かせています。