「1年生の数学と3年生の体育がコラボする」
今日の1時限目のグラウンドでは、面白い授業風景が繰り広げられました。
1年生の数学の授業と、3年生の体育の授業が、グラウンドで一緒に展開されたのです。
テーマは、「トラックをつくる」。三角比を学んでいる1年生が、どうやって直線と直角の白線を地面に描くかを考察し、その案を3年生が「手足」となって実行するというコラボ授業を試みたのです。
本校では機会あるごとに教科連携授業にチャレンジしているのですが、異学年の授業が「合流」したのは初めてのこと。考案した体育の今井先生、伊澤先生、数学の田畑先生には、「うまい!」と拍手を贈りたい。
「3:4:5」の比で直角を作ることを思いついても、ではスケールをもった3年生をどう動かしてその比を「実物」として実現していくのか。1年生の試行錯誤とそれを温かく見守る3年生の姿に、私は、ときに爆笑し、ときにほっこりしました。
昔、自分の高校時代に三角比を学んだとき、何でこんなことをやるんだろうと思っていました。何をやるにしても数学が基礎的な教養であることを、生徒たちは改めて納得したことでしょう。
新しい授業のカタチを創造する蘇南高校です。