「木曽地区雇用対策推進協議会に出席する」
今日は、木曽合庁で「木曽地区雇用対策推進協議会」という会議が開かれて、私が出席しました。
コロナ禍のなかの求人数の減少や雇用の困難化に対して、国や県のレベルでどのような対策がとられているかが改めて説明され、私にとって初めて知る制度もいくつかあり、大いに勉強になりました。
もうひとつのテーマは、木曽地域の企業への若者の就職をどのように実現していくかです。これについて先日の蘇南高校の「ふるさと探究学・企業ガイダンス編」の取組について私が報告しました。
木曽の二つの高校の卒業生が、木曽地域の企業に就職した数の推移は次のようになっています。
平成26年3月卒 30名(就職者全体に占める率45.5%)
平成30年3月卒 15名(同上32.6%)
令和3年3月卒 13名(同上27.1%)
つまりここ数年のわずかな時間でおよそ半減しています。この危機意識に立って、本校でも木曽の地域で活躍する大人の皆さんの生き方にふれ、対話を試みる「ふるさと探究学」を実践しています。
ただ、今日の会議で私が申し上げたのは、生徒のキャリアデザインは最終的には本人が決めることであり、木曽地域の若者に定着してもらおうとするならば、彼らがそこで働くことを望む地域づくりが欠かせないということです。すでにある素晴らしさを高校生に知らせるということだけでなく、新たに兼ね備えた方が良いものをどう実現していくかの視点もまた欠かせません。
人づくりと地域づくりの一体的推進の大切さです。