「蘇峡祭2日めは熱気と文化の香り」

蘇南高等学校長

2021年07月03日 16:44

 今日は蘇峡祭2日めでした。
 午前中は、全校で文化系クラブのステージ発表を鑑賞しました。
 この間、体育館のギャラリーと校舎の展示会場を、保護者と地元中学3年生の皆さんに一般公開しました。大勢の皆さんにお越しくださり、ありがとうございました。(コロナ予防のために、来客と生徒の動線を完全にわけざるをえませんでした。生徒とじかにふれあう機会がなかったことをお詫びします。)

 午後は、全校生徒による展示発表の見学でした。
 1年生は、「自分史」の展示でした。(人に公開してよい内容にとどめています。)それぞれ、自分史年表にタイトルをつけており、それを読むだけでも面白い。…「強くなったね!」というタイトルに、思わず拍手。「たくさんの人に支えられた15年」というタイトルに、胸が熱くなります。「5475日の思い出」というタイトルのセンスに感心。おおっと思ったのは、何人かが、「半生」という言葉を使っていることに!(あたなたちはまだ人生の4分の1も生きていないはずだよと思いましたが、生徒たちなりの「たくさん生きてきた」という実感からの「半生」なのかなあ。)

 2年生は、私がよく言っている「枝分かれする夢」のプランニング。自分の人生をひとつの目標にとどめないキャリアデザインです。デザインシートの横には、ルーブリックによる自己評価が記載されています。

 3年生は総合探究の中間報告会。プレゼンシートをポスター化して、ポスターセッションを行いました。それを全校生徒が聞いて、質問・意見を述べるのです。探究の歩みのまだ3分の1くらいなのですが、それでも色々な大人と出会い、文献を調べ、ここまでは探究したという一定の内容を生徒たちが熱心に語り、それを全校生徒が熱心に聞いて、対話をする。
 その生徒たちの姿を見て、私は、1年前に赴任した時には想像もつかなかったくらい、蘇南高校の生徒の皆さんが成長していることがわかり、心から感動したのでした。
 対話、対話、対話・・・それが午後の光景だったのです。