「どろぼう草が活躍する」
今月は、教職員が相互に授業を参観し合って学ぶ、授業研究月間となっています。
通常日課になったこともあり、今日から私も様々な授業に後ろの座席から参加させてもらっています。
教職員がよりよい授業をつくるには、さらにどのような点に留意していけばよいかというアドバイスをしたいと思って参観するわけですが、しばしば「学ぶこと」を純粋に楽しんでいます。
たとえば、今日の2年「音楽表現基礎」では、コロナ対策をふまえて、「涙そうそう」をハンドベルで演奏していました。原先生は、この曲のリズムやメロディーに実に繊細な仕掛けが施されていることを教えながら、ハンドベルの練習を促していきます。
この曲が、なぜこんなにも心を打つのかの理由が、私にもわかったように思えました。
同じく2年の「科学と人間生活」では、窒素同化を学ぶ中で、根粒菌を実際に観察しました。大ベテランの白金先生が教室に持ち込んだのは、なんと大量の「ヌスビトハギ」! わが飯田では「どろぼう草」と呼ばれて忌み嫌われている植物です。なにしろ秋に草刈りをすると果実の破片がズボンにびっしり貼り付いて、私たちをいらつかせるのですから。
しかし、白金先生が授業のために巨大化を許した「どろぼう草」が、今日は大活躍でした。