「蘇南高校の未来について地域の皆さんと語り合う」

蘇南高等学校長

2021年10月07日 21:23

 今日は「令和3年度第1回蘇南高校を育む会」が開催され、出席することができました。
 樋口同窓会長、伊藤南木曽町教育長、野知里大桑村教育長、小倉蘇南産振会長、矢澤PTA会長をはじめ、地元市町村協議会、同窓会、PTAの皆さんが集まり、蘇南高校の将来像と今後の地域からの支援のあり方について意見交換をしました。
 
 長野県教育委員会の「高校改革~夢に挑戦する学び~再編・整備計画二次」について、蘇南高校が当面の存続を明記されたことを喜びつつ、今後の厳しい少子化のなかで学校づくりをどのように進めていくかを考えていくべきことを確認しました。

 私からは、今の蘇南高校が目指しているのは、「学校の足腰」を強くすることで、この土台がしっかりしていなければ、将来構想は絵に描いた餅になってしまうと報告をしました。「足腰」とは、生徒が成長したと実感できる授業の創造であり、進路実現を保障できる支援であり、協働の喜びに満ちた特別活動と部活動です。
 その「足腰」を鍛えるために、対話を重ねる授業、タブレットの活用、進学・資格取得のための補習、地域に飛び出す探究学習、地域の名所をめぐる研修、地域ボランティアなどを、この秋には重ねていきます。
 奇をてらうのでなく、王道をいく。
 それは厳しい地域の少子化が進む現実があったとしても、変わらず私たちが追い求めていくべきことです。「蘇南に行けばいきいきと学べる」「蘇南に行けば確実に成長できる」こう思ってもらえる高校であり続けたい。

 多くの出席者の皆さんから、「自分もそう思います」と温かなエールをいただきました。地域の高校を愛する方々の思いを背負って、また明日からの一歩一歩を頑張ろうと思ったのでした。