「日本の多言語情報サイトに歴史教育論を発表する」
公益財団法人ニッポンドットコムが日本の情報を世界に発信するサイト「nippon.com」に、このほど歴史教育論を発表しました。東京大学の川島真先生からお声がけをいただいてのことです。
4月から全国の高校でスタートする新科目「歴史総合」について、その可能性と課題を論じました。この「歴史総合」は、明治以来の日本の高校教育の歴史上はじめて、日本史と世界史を統合して歴史を学ぶことになります。本来、歴史を探究するときには、「日本を含む世界」のことを視野に入れたほうがよく、この統合は大きな意義をもつと、私は考えています。
ただし、あれもこれもと欲張りすぎると、またもや知識の詰込みに終始することになりかねません。新しい教科書を見ると、その「過積載」の懸念が高まります。
その課題を乗り越えながら、高校の歴史教育の新たな可能性を大切に伸ばしていきたいものです。
今回の私の論考は、数か国語に翻訳されていく予定。日本の歴史教育改革が、世界に発信されていくことになります。
全文は、こちらです。よろしければご覧ください。
https://www.nippon.com/ja/in-depth/d00797/