「大きな課題に私たちは直面している」
全国的に新型コロナウイルス感染症の第7波の爆発的とも言える拡大が続いています。
本校の夏休みは明日までで、8月24日(水)から授業を再開します。ここ数日で、県下の高校はどこも夏休みを終えて新学期を始めるのだと思いますが、おそらくどの高校もこの状況に苦しむ可能性が大きいでしょう。
私もまた、今の様子を見ながら、学校再開後をとても心配しています。
いっそのこと、最初からオンライン授業に切り替えようかと思いました。しかし、一切の行動制限がかかっておらず、家庭由来の感染が多い現状を見ると、学校で生徒たちが会うことをやめれば感染がおさまるとは思えません。
オミクロン株になって重症化リスクが低くなったということばかりがクローズアップされていますが、「感染力が強い」というおそろしい事実をどうとらえるかを、学校でも考えて行かねばなりません。特に発症の数日前から他者に感染させる可能性が大きいという事実が、重いのです。
なったらなったで仕方ない(全員がこうではないのですが…)、ともかく社会経済生活を展開しよう(これにも当然の理があるのですが…)・・・という流れのなかに学校が置かれている結果、就職試験・進学試験を控えている3年生たちをどう守るのか、そして思い切りのびのびできるはずの新学期を生きる1・2年生をどう守るのか。大きな課題に私たちは直面していると思っています。