「本を書くという仕事は編集者との出会いのおかげ」
今日は、県立高等学校長会に出席するために長野市に終日出張でした。明日は、高体連の卓球の新人戦中信大会の大会長をつとめるため、連続出張です。
出張とはいえ、学校の先生方と頻繁に電話のやり取りをしており、心は常に学校なのです。
とはいえ、今日は自分の研究のほうの話題にします。
これまで何度か報告してきましたが、岩波書店の『岩波講座世界歴史』全24巻の編集委員をつとめています。私が編集して巻頭論文を書いた第1巻を皮切りに、先月までにちょうど半分の12冊が刊行されました。
ここまでなんと、毎月の刊行なのです。私たち編集委員も大変ですが、岩波書店の3名の編集者は本当によくぞここまで仕事をしてくださるという活躍ぶり。
私は、今回の本を書くという仕事は、すぐれた編集者に恵まれたからこそできていると、思っています。(岩波新書の仕事もそうでした。)
ちなみにここまでの12冊を私は隅から隅まで読んできました。自分の世界史のイメージが著しく刷新されて、とても心地よい読書経験になっています。
インテリアになるように・・・という装幀にしているので、本棚が次第に美しくなってきているのも嬉しい。
目下、私の担当である第11巻「構造化される世界」が、編集の最後の追い込み中です。
岩波書店の新刊案内にも紹介されましたので、前進あるのみだと気をひきしめています。