「恵那南高校さんの学習発表会にご招待いただきました」
今日は、岐阜県立恵那南高校さんの「第13回産社・総合学習発表会」にご招待いただき、恵那市明智町のかえでホールに行ってきました。
地域と深く連携しながら多様な探究を進め、生徒のキャリア実現をはかっている総合学科の高校どうしとして、今年度から親しく交流をしているのです。
一言で表現すれば、心躍る、あっという間の2時間でした。
第1部は、恵那市内の公共施設のWCのバリアフリー状況をパンフにした取組。恵那川上屋さんとの6次産業学習、ドローンによるSDGsの推進を考えた学習、岩村女城主太鼓の郷土芸能など、地域と連携した魅力化プロジェクトの発表でした。
とても印象に残った言葉がありました。現代人は「金だけ・今だけ・自分だけ」の風潮が強いのだけれども、地域の魅力的な人々と出会うなかで、そうではない生き方が大切なのだということに気づいたと、生徒さんが語っていました。
私はこの言葉に深く心を動かされたのでした。そうだよ、これが探究だよね!・・・そう心の中で叫びました。
第2部は、1・2年生のキャリア学習と、3年生の探究学習の発表でした。
3年生の探究の成果は、とても多彩で面白かったです。ある生徒は、恵那市内の公共施設や大型店のフリーWifiのセキュリティ状況を採点していました。別の生徒は、語彙力をどうやったらつけられるかを探究するなかで、高校生の読書量と語彙力の相関関係を調査したら、予想に反して「関係なかった」という結論を出していました。(衝撃的な結論!)
また、別の生徒は、地域内の経済循環を創出することが大切だという問題関心をもって、それを実現させている農場に取材をしていました。
最後に高橋校長先生からご配慮をいただいて、私が講評をさせていただきました。
本校になくて恵那南高校さんにあるものがたくさんあって、逆に本校のほうにあるものもあります。お互いに交流し合って、高め合っていける関係になれればいいと、心から願っています。
明日は恵那南高校さんのオンライン発表会に、本校の1・2年生全員が参加します。