「3年生たちが校舎のリノベーションをしてくれました」
現在3年生は自宅研修期間中で、大学受験を続けている生徒もいれば、自動車教習所に通っている生徒もいます。
毎週木曜日だけは登校日になっていて、社会に巣立っていくための研修や高校生活のまとめを行っています。
先週の2月9日の登校日は、3年間学んだ蘇南高校の校舎をきれいにして後輩たちに引き継ごうというコンセプトで、徹底した清掃をしてくれました。
壁をスポンジで磨いて純白をよみがえらせてくれたり、経年劣化がはなはだしい箇所にはペンキを塗ってリノベーションをしてくれたりしました。この壁のペンキ塗りは今年で3年目になり、今回で校舎のすみずみまでリニューアルされました。
将来、自分の住む家を自分でリノベーションできるような、たくましい大人になってほしいと私は思っています。
生徒たちは、後輩たちに美しい校舎を残していくという誠実な思いで、半日の作業に汗を流してくれました。その明るい笑顔を見るにつけ、3年生たちともうすぐ別れるという淋しさが、心の底からこみあげてきます。卒業式は、心からのうれしさと淋しさがないませになった、お祝いなのです。