「この桜の花びらの数くらい」
ここのところの温かな陽気で蘇南高校の前庭の桜が、満開に咲き誇りました。
今日は入学生オリエンテーションの日。新1年生を桜の波が迎えてくれたのでした。
新入生が全員揃って、入学式に向けて準備するための説明を受けました。とても順調な滑り出しです。
さらには桜のなかを、長野県立歴史館特別館長の笹本正治先生が立ち寄ってくださいました。私の尊敬する歴史家です。
南木曽町での会議の直前のわずかなお時間をいただいて懇談ができ、木曽の歴史をどう未来に伝えていくのか、「生き方としての歴史家」とは何か・・・など、笹本先生と至福の対話の時間を過ごしました。
午後には、蘇南高校OBの赤井さんと池田さんが愛知県からお越しくださいました。この三年間の折々に励ましの言葉をかけてくださったOBの皆さんが、最後の週に会いに来てくださったのです。
自分がいかに人から支えられて生きているかを振り返った一日です。
目の前のピンクの海を見ながら、この桜の花びらの数くらい、人々のお世話になっているのだろうと思ったのでした。