「学生時代に授業中に寝ていそうな先生は校長先生」

 まるで初夏のような一日でした。前庭の桜のつぼみが一気に膨らんでいて、入学式前に咲いてしまうかもしれないと、半分がっかりしています。(半分は今年の桜も見られそうな喜びがあります。)
 今日、前庭の片隅のミツバツツジが咲き出しているのを見て、これまたびっくりしました。蘇南高校の校章の花に、今年も出会えました。

 さて、今年度の生徒会誌『蘇南』66号が刊行されました。生徒会活動や部活動、クラスの振り返りに加えて、「特集 〇〇と言えば〇〇先生 第2弾」が実に面白い内容です。
 「足が速そうな先生」「休日に料理を作ってそうな先生」「美意識が高そうな先生」「家に自分で改造したものがありそうな先生」・・・などなど、結構バランスよく、多彩な教員が生徒アンケートで選ばれています。

 このなかに「学生時代、授業中に寝てそうな先生」というのがあって、ベスト3に選ばれた若手教員3名は、本人たちの気持ちはどうであれ、「それっぽいよなあ」と私も納得してしまいました。ところが、ベスト3まではいかなかったけれども票を集めた教員に「小川校長先生」が!

 なんと!

 校長に投票した理由が載っています。
 「学校の勉強に興味が無さそう」「習う前に自分でやり終わって寝ている」「自分よりも頭が悪い人間に教わることはないと思っている」
 ・・・この生徒のコメントを読んで感心してしまいました。キミたちは、よく見ているねえ、と。一応、ひととおりの学習をしたうえでの話ですが、「これってもう終わったよ」とか、「この先生の授業、内容薄いよなあ」と、授業から距離を置いている高校時代の自分もいました。
 でも「ここは力を入れて学ぼう」と思ったことは、とーっても一生懸命勉強していました。

 まして、授業中に寝たことは、「皆無」だったですよ、たぶん。

「学生時代に授業中に寝ていそうな先生は校長先生」