「第三の目をもつこと」

 蘇峡祭まで残り3日となっています。夜8時まで生徒たちは生徒会の係活動、文化部の練習、展示発表の準備、クラス発表の練習などに走り回っています。
 今回の校長室対話の相手は、副会長の藤本さんです。

 藤本さん 「自分は開祭式・閉祭式を担当しています。例年、ムービーを上映していて、今年も準備をしています。今年はまずムービーのコンセプトづくりを丁寧にやってきました。『見る側の視点』を大切にしたいですし、ストーリー性があって、ワクワク感をうみだすようなものにしたい。
 ムービーだけでなく、式全体も、単調なリズムにならないよう、テンポのあげさげがあるようにしたいです。やはり『見る側の視点』が大切だと思うんです。」

 こう述べる藤本さんの抱負には、演劇部の顧問を長くやってきた私としても深く共感します。舞台で演じているときにも、「第三の目」を持とうなどと、よく言ってきました。観客からどう見えているかを冷静に意識することの大切さです。熱く演技すればうまくいくものでもないのです。

 そんな生徒会執行部の皆さんの計算が果たしてうまくいくのかどうか、本番がとても楽しみです。
「第三の目をもつこと」