「在校生が案内する形で体験入学を実施する」

 今日は、中学3年生対象の体験入学の日でした。生徒・保護者・引率の先生、あわせて約210名の皆さんにお越しいただきました。

 コロナ対策として、全体会は各教室にzoom配信の形で行ったのですが、今回は、「在校生が中学生に蘇南高校を紹介する」という新しいカタチにこだわりました。
 全体会の進行は、生徒会長の澤渡さんが進めます。校長からはキャリアデザインについての考え方のメッセージのみとし、総合学科の3つの系列の説明、生徒会や部活動の説明などは、すべて生徒が、自分の高校生活の実体験を踏まえて後輩へのメッセージを話すというカタチで行いました。

 体験授業は2種類。一つは国語・数学・英語について、発展講座と基礎講座のどちらかを体験してもらい、もう一つは総合学科の多彩な授業について、商業・工業・家庭・体育・地歴公民・理科・芸術などを体験してもらいました。
 最後は、20人の生徒が、中学生に学校の施設や部活動の様子を案内してまわる、校内ツアーです。ここでも自分の高校生活の楽しさなどを交錯させて案内していました。

 生徒会長の澤渡さんが、生徒会のスローガン「ファミリー」は自分たちが思いを込めて追求している理想なのだと、中学生に語りかけました。
 教員がこの言葉に付け加えるものは殆どありません。
 在校生のパワーの大きさに嬉しい思いを重ねた一日でした。

 そして来校してくれた中学生の皆さんのまっすぐな瞳を見て、この生徒たちと入学式で再会できたらどんなに幸せだろうと、思ったのでした。

 
「在校生が案内する形で体験入学を実施する」