「生徒がムヒカ大統領とインタビュアーを演じる」

 本校は、今日から定期考査なので、静かな放課後を過ごしています。
 先週の2年生の「コミュニケーション英語Ⅱ」の授業で、生徒が二人一組になって、教材の中に登場するムヒカ・ウルグアイ大統領とインタビュアーになりきって英語での対話をするパフォーマンスが発表されました。
 ムヒカ大統領と言えば、報酬の大部分を貧しい人々に寄付し続けて「世界で最も貧しい大統領」を貫いたことで知られます。「考えるように生きよ、そうでなければ生きるように考えてしまう」といった名言の数々も有名です。
 今回のムヒカ大統領を演じる生徒たちは、実にいきいきとジェスチャーや表情を作り、インタビュアーとの掛け合いの呼吸を揃えて、英語での対話を楽しんでいました。発表者の英語に聞き手の生徒たちも大いにもりあがり、笑い、歓声をあげながら授業に参加していました。

 「この授業、楽しいですよ!」と生徒たちは教科担任の宮入先生に伝えます。また、生徒たちは仲間の発表のひとつひとつに、ICTを使って評価を書きこんでいきました。
 すべての班が終わった後で、私からも感想を生徒たちに伝えました。「皆さんの演技はとてもいきいきとしていて、ムヒカ大統領の魅力を十二分に伝えてくれるものでした」と。
 
 いつか生徒たちにゆっくり話をしようと思っているのですが、私はNGOを通じてボリビアの少年の里親になっています。幼少の時から年に数回、手紙のやり取りをし、毎月、支援のお金を送金してきました。
 ボリビアに行って、ディエゴ君に会いたいというのが、私の夢です。
 「考えるように生きよ、そうでなければ生きるように考えてしまう」…これはやはり名言です。
「生徒がムヒカ大統領とインタビュアーを演じる」