「準備万端と思っていたら、すぐ『次の手』が必要になった」
Posted by 蘇南高等学校長.
2020年04月10日21:24
臨時休校の第一日目は、まず職員朝会から始まりました。県教委からの指示など多くの連絡の前に、昨日のフェイスブックの私の投稿にいただいた、尊敬する医師(教え子というより友人)からの温かなコメントを紹介。学力保障も大切だけれど、第一は「孤独の回避」という私たちの方針は、このように医療の最前線に立つ方に応援していただけました、と。
次いで、朝9時半から先生方全員が、生徒のいない校舎を清掃。来週の分散登校に来る生徒をきれいな校舎で迎えたいという思いです。
そのあとは分散登校のさいの学習指導の準備、工業科・商業科・英語科などの各種検定の指導をどうするかの打ち合わせ、文化祭の準備をこの状態でどう進めていくかの打ち合わせを重ねます。あわせて南木曽町への蘇南高校の今をどうお知らせしていくかについても会議。校長室に入れかわり、立ちかわり。それぞれの先生方が一生懸命考えています。
午後に満開の桜をホームページにアップして、「分散登校での再会を待っています」というメッセージを掲載しました。来週には生徒に会えるという期待感。
…と、そこへ、岐阜県が県独自の「非常事態宣言」を発令したとのニュース。通勤・通院等以外の不要不急の外出を避けてほしいという岐阜県民への切実な要請です。
わが蘇南高校の3分の1の生徒は、岐阜県中津川市から通学してきています。先生方の4分の1も中津川からの通勤。「蘇南」という言葉には、南木曽だけでなく木曽地方と中津川市の「みんなの学校」という意味があると入学式で言ったばかり。南木曽と中津川は、生活圏が密接につながっています。でもこのような切迫した状況になると、ふだんはまったく意識しない県境が、物理的な壁のように見えてきます。
しかし、こうなった以上、中津川の生徒には、自宅待機をお願いしなければなりません。緊急職員会を夕方5時に行い、オクレンジャーでその旨を生徒・保護者の皆さんに伝えました。
それから分散登校で学ぶはずだった内容を、どう中津川の生徒に伝えるのかの検討を始めました。
土日で練って、来週には生徒たちに伝える予定です。
実は、この1週間、蘇南高校の先生方も私も全力疾走してきたので、「今日は少し早く帰って、体を休めましょう」と、私は朝会で呼びかけたのでした。もうそれが遠い昔の出来事のよう。
でも一日の最後に、大事なことに気付きました。
そもそも私たちが第一に大切にしようと思っていたのは、「孤独の回避」なのです。全員に電話をかける。相談の窓口を全学年で開設する。それには、県境など何も関係ない。その大黒柱は揺るがないのです。
それを堅持しながら、「次の手」「その次の手」を土日に考え抜き、また、月曜日に先生方とディスカッションしようと思っています。
次いで、朝9時半から先生方全員が、生徒のいない校舎を清掃。来週の分散登校に来る生徒をきれいな校舎で迎えたいという思いです。
そのあとは分散登校のさいの学習指導の準備、工業科・商業科・英語科などの各種検定の指導をどうするかの打ち合わせ、文化祭の準備をこの状態でどう進めていくかの打ち合わせを重ねます。あわせて南木曽町への蘇南高校の今をどうお知らせしていくかについても会議。校長室に入れかわり、立ちかわり。それぞれの先生方が一生懸命考えています。
午後に満開の桜をホームページにアップして、「分散登校での再会を待っています」というメッセージを掲載しました。来週には生徒に会えるという期待感。
…と、そこへ、岐阜県が県独自の「非常事態宣言」を発令したとのニュース。通勤・通院等以外の不要不急の外出を避けてほしいという岐阜県民への切実な要請です。
わが蘇南高校の3分の1の生徒は、岐阜県中津川市から通学してきています。先生方の4分の1も中津川からの通勤。「蘇南」という言葉には、南木曽だけでなく木曽地方と中津川市の「みんなの学校」という意味があると入学式で言ったばかり。南木曽と中津川は、生活圏が密接につながっています。でもこのような切迫した状況になると、ふだんはまったく意識しない県境が、物理的な壁のように見えてきます。
しかし、こうなった以上、中津川の生徒には、自宅待機をお願いしなければなりません。緊急職員会を夕方5時に行い、オクレンジャーでその旨を生徒・保護者の皆さんに伝えました。
それから分散登校で学ぶはずだった内容を、どう中津川の生徒に伝えるのかの検討を始めました。
土日で練って、来週には生徒たちに伝える予定です。
実は、この1週間、蘇南高校の先生方も私も全力疾走してきたので、「今日は少し早く帰って、体を休めましょう」と、私は朝会で呼びかけたのでした。もうそれが遠い昔の出来事のよう。
でも一日の最後に、大事なことに気付きました。
そもそも私たちが第一に大切にしようと思っていたのは、「孤独の回避」なのです。全員に電話をかける。相談の窓口を全学年で開設する。それには、県境など何も関係ない。その大黒柱は揺るがないのです。
それを堅持しながら、「次の手」「その次の手」を土日に考え抜き、また、月曜日に先生方とディスカッションしようと思っています。
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