「コロナに負けないための音楽を紹介します」(第1回)

 4月13日のブログで、保護者の皆様に「一緒に頑張りましょう」という意味をこめて、ヤジマハジメさんの「The God’s Pile」という曲を紹介しました。(よかった、感動したという声をいただき、ハジメさんにもお伝えしました。)
 今日は、芸術科の木村先生に登場してもらって、生徒の皆さんに音楽によるエールを贈ります。では、どうぞ。

 こんにちは。今年度蘇南高校に赴任してきました、芸術科(音楽)担当の木村です。
 現在、生徒の皆さんは、自分や家族、周りの人達の“身体の健康”を守るために家の中でできることをブリコラージュして励んでいることと思います。しかし皆さん、“心の健康”は守れていますか?人間にとって“身体の健康”を守ることと同じくらい“心の健康”を守ることも大切なのです。
 自分の好きなこと、趣味、楽しみなどなど…、何でも良いですが、疲れたり落ち込んだり、暗い気持ちになったりした時に、自分の心を元気にする何かを持っていることは、特にこの今の世の中を生きていくうえで大事になると思います。
 そんな“心の健康”を守るひとつの手段に、「音楽」があります。世界には数え切れないほどの音楽が溢れていて、人々の生活を支えたり、豊かにしたりしてくれています。そんな溢れんばかりの音楽の中から、今回は、私の独断と偏見で選んだ生徒の皆さんにぜひ聴いてほしい曲を何曲か紹介します。

①《蘇南高校校歌》 横内秀雄 作詞 / 安藤仁一労 作曲
 校歌にはその学校や地域の歴史や地理、文化、生徒への願いなどたくさんの想いが込められています。
 皆さんおなじみの蘇南高校校歌にも、初代校長の横内秀雄先生が、この天白台をはじめ木曽から中津川にかけての四季の姿(1番~3番)や蘇南生への想い(4番)をたっぷり詞に込めてくれました。音楽の授業でも習ったかもしれませんが(1年生はこれからやります♪)、今一度、歌詞のひとつひとつに注目して聴いてみてください。
- 参考音源:https://www.nagano-c.ed.jp/sonan-hs/profile/almamater/ - 2分12秒

②《いのちの歌》 作詞: Miyabi / 作曲: 村松崇継
 「生きている意味を問いかけるたびに、胸をよぎる愛しい人々のあたたかさ。」「泣きたい日も、絶望に嘆く日もある。そんな時、そばにいてくれるあなたの影。」「いつかは誰でもこの星にさよならをする。けれど、命は継がれていく。」「生まれたこと、出会ったこと、笑ったこと、すべてにありがとう。」
 当たり前が当たり前であることの尊さ、ありがたさ、人と人とが助け合う世の中、そしていのちの大切さ。日常が奪われている今だからこそ、この曲から感じられるものがあると思います。
- 参考音源:https://youtu.be/M2lkA6ehym4 - 3分48秒

③《心に花を咲かせよう》 作詞:山本瓔子 / 作曲:上田真樹
 「今日を笑顔で過ごしたならば、明日も必ずいいことがある。」
 何でもない毎日を笑顔で過ごせたなら、それはとても幸せなこと。そんな当たり前のような幸せは自分でつくっていくものなのです。優しくも、力強い、幸せの花を心に咲かせながら、毎日を生きてみませんか。
 いつかまた、蘇南高校で普段通りの日常を友達や先生方と過ごせますように。そんな希望が持てる1曲だと思います。
- 参考音源:https://youtu.be/6B96A7NqVY8?t=15s - 7分57秒

④《ラテンスペシャル21》 演奏:東海大学付属高輪台高等学校吹奏楽部
 ラテン音楽とは、15世紀に主にスペインや西アフリカの地域の人々が、アメリカ大陸に渡った時に中南米諸国に広まって発展した音楽ジャンルのことで、サンバやマンボなどがそれに含まれます。
 ここで紹介する《ラテンスペシャル21》はそんなラテン音楽として有名な《エル・クンバンチェロ》、や《コパカバーナ》、《風になりたい》などの曲をメドレーにしている高輪台高校吹奏楽部の十八番の曲です。耳だけでなく目からも楽しめる渾身の演奏です。同世代の高校生達の輝かしい姿と音をぜひ見て聴いて、ノリノリに踊ってみてはいかがでしょうか!
- 参考音源:https://youtu.be/sW3mNSJbmTI - 8分52秒

 今回はここまでとします。今やインターネットのおかげでおうちにいても手軽に音楽を聴けますし、最近ではコロナの影響もあっていろんな音楽家が自作の動画や音楽を載せてくれています。勉強の合間の気分転換に音楽で心をスッキリさせてみましょう♪
「コロナに負けないための音楽を紹介します」(第1回)