「ビフォーアフター」

 今週の月曜日に蘇南高校に出勤したとき、先週末の「緊急事態宣言」の全国への拡大を受けて、生徒の皆さんの学習支援策を構築する「正念場」の一週間になると緊張していました。このことは、先生方にもお話ししました。
 火曜日に体系的な「蘇南高校・開拓者育成オンライン教育」の構想を全職員でまとめあげ、生徒・保護者の皆さんに通知しました。
 水曜日から具体的な準備作業に取りかかりましたが、どこからどう手を付けていいか、戸惑いが生じました。

 そこで木曜日の朝、GWまでの全職員のやるべき課題を列挙し、それをどのようなスケジュールで乗り越えていくかの計画表をみんなで作りました。俄然、これで動きやすくなりました。(課題を列挙してスケジュールをたてるということは、勉強でも部活でも仕事でも、みんな同じです。)
 木曜日から金曜日にかけて、先生方が次々とオンライン教育の準備を進めました。

 ベースとなる教材ソフトを全生徒に届ける作業は順調です。
 課題に取り組むときのヒント「お助け授業」として、動画を月曜日から配信し始めます。そして、Zoomによる対面型のホームルームを火曜日から始めます。今後は、Zoomを使った授業も進めていく予定です。商業科の一部の授業では、もう来週からZoomの授業を始めます。だから、生徒の皆さんも、ホームルームのときにZoomの使い方に慣れてくださいね。
 工業科の一部の授業では、ケーブルTVと連携した映像配信も準備しています。
 今日の朝の職員会で、私は先生方にこう話しました。「自分たちの学校の授業のあり方が、金曜日にここまで構築できているとは、月曜日には想像もできなかった。」と。

 今日の朝9時には、生徒のいない校舎に「ビフォーアフター」のテーマ曲が放送で流れました。掃除の時間です。いつでも学校が再開できるよう、全職員で校舎をきれいにしています。もちろん私も箒で掃いて、モップをかけて、あちこちを拭いて、体を動かしました。

 一昨日にブログで紹介した校用技師さんの廊下の研磨も、今日は向こう側まで見事につながって、廊下がいっそう輝いていました。
「ビフォーアフター」