「新しいパンフレットができる」

 通常日課の登校日が2週目に入りました。真っ青な晴天のなか、生徒たちが元気に登校してきます。

 蘇南高校の新しいパンフレットが刷り上がって届きました。
 南木曽町のシンボルである桃介橋(別名・桃の橋)と満開の桜を表紙にデザインし、タイトルには「開拓者精神を具現化する長野県蘇南高等学校」と、本校の学校目標を入れ込みました。
 昨年のものよりもタイトルの文字をソフトな感覚にしてほしいという私からの注文に、印刷屋さんはうまく応えてくれました。表紙・裏表紙を除いて6ページ構成で、総合学科の学びの解説、進路実現に向けた学校の取組、3つの系列の時間割と卒業生のミニポートフォリオの紹介、海外語学研修とクラブ活動の紹介からなります。
 中学生がこのパンフレットを見て、本校の学びの内容をイメージしてほしいという願いから作ったものです。

 このパンフレットの中で、ある卒業生はこう語っています。
 「私は、入学当初、自分が将来、何をしたいのか決まっていませんでした。しかし『産業社会と人間』という授業やインターンシップなどを通して、自分と向き合い、様々な職業と触れることができ、将来の目標を決めることができました。進路を決めてからは、自分に合った勉強方法を教えてもらったり、補習を行ってもらうなど受験に向けて個別に対応していただきました。様々な進路が選択できる蘇南高校で、自分の進路を実現してください。」
 …この卒業生が書いてくれているような、自分に向き合い(自己理解を深める)、様々な職業に触れ(他者理解を深める)、将来の自分のあり方を考え(役割理解を見出す)、目標が決まってからは徹底した個別最適化の支援を受けるというのが、本校の魅力です。

 例年行われている木曽郡内・中津川市内のすべての中学校の進路講話で蘇南高校の紹介をすることについて、今年度は基本的に校長が行くことにしました。
 中学生の皆さんと「キャリアデザイン」とはどういうことなのかを一緒に考えながら、私自身の言葉で「蘇南高校の魅力」を伝えたいと願ってのことです。パワーポイントとこのパンフレットを使いながら、この地域の中学生の皆さんと楽しく有意義な対話ができればいいと思っています。
「新しいパンフレットができる」