「それをプラスにすればいい」

 本日7月14日(火)は午前中が大雨だったため、生徒たちを自宅待機とし、午後1時からの授業開始としました。雨雲が予想よりも少しずれたために結果的には雨の降り方も一時的なもので済みましたが、その分、私の自宅のある飯田・下伊那のほうが豪雨になってしまったのですから、心が痛みます。

 明後日からいよいよ蘇峡祭です。こんなに困難続きの文化祭というのは、私も初めての経験です。
 この状況下で文化祭の陣頭指揮をとっている、蘇峡祭実行係長の長岡さん(3年A組)と校長室で対話をしました。

――蘇峡祭をどんな文化祭にしたいのですか?
長岡さん 「自分にとって高校生活のメイン・イベントです。この文化祭をとおして僕たちはお互いに色んな人たちと関わります。そんな自分が出会った友人たちに『ありがとう』と言える文化祭にしたい。そして親や地域の方々にも『ありがとう』と言える文化祭にしたいです。」

――そのためにどんな努力をしていますか?
長岡さん 「文化祭が当日だけのイベントにならないようにしたいと思ってやってきました。準備段階からみんなの期待が高まって、本番に向かうような文化祭にしよう。そのためには、『あの人たちがこれだけ頑張っているんだから、自分も頑張ろう』と全校のみんなに思ってもらえるように、まず自分から頑張ろうと思ってやってきました。」

――でも、コロナに豪雨に、次々と困難が続いています。
長岡さん 「困難は受けとめるしかないです。それをプラスにすればいい。」

――仲間たちにひとことメッセージを。
長岡さん 「去年に比べて盛り上がる場面が少なくなってしまうけど、それでも文化祭が出来ることに感謝して、一生懸命やろう。やりきった感をもって終わろう。…そう言いたいです。」

 長岡さんと対話をしていて、あらためて気づきました。コロナ禍によって全国の高校生が奪われたものが、「やりきった感をもって終わる」という人生の喜びなのです。これって、なくても生きていけるかもしれない。でもやっぱり「やりきった感をもって終わる」ことは、大切な記憶となって、未来の自分の心を支えていくと思うのです。本校はこれを何が何でも守らねばなりません。

 さて、いよいよ明後日から蘇峡祭です。どうか線状降水帯が日本列島にかかりませんように!

「それをプラスにすればいい」