「蘇峡祭の幕があがる」

 蘇峡祭が、コロナ対策のために校内祭という異例の形ですが、幕をあけることができました。
 
 開祭式の校長挨拶にて「ブリコラージュ賞」の表彰式を行い、表彰状と副賞のQuoカードを授与しました。全校生徒による「先生ありがとうアルバム」をまとめてくれた、3-A石山さんには、私からこう伝えました。
 「あなたは未来にもきっと素敵なアルバムを作って誰かを励ますだろう。だから36色のパステルセットを贈ります。」
満場の拍手。次に協力してくれた全校生徒に副賞を伝えます。
 「そして全校の皆さん、『先生ありがとうアルバム』にこたえるためには、私たちはQuoカードではなく、行動で皆さんを『愛する』 ことをしたい。そこで、豪雨の臨時休校でなくなってしまった授業を、8月後半から9月にかけて土曜日などを使って復活させます。以上が、皆さんへの副賞です。」
一瞬、会場が静まり返る。複数の3年生から「ありがとう!」(やけになっていた)の叫び声とどよめき。

 全校生徒が「産業社会と人間」や「総合的な学習の時間」で取り組んだ研究を展示しました。コロナ臨時休校をのりこえて、よくここまでやったものだと感心。一般公開こそできなかったのですが、生徒同士でしっかり見て回ろうと、生徒たちは感想用紙に記入しながら、友人の研究に見入っていました。(こういう学びをきちんとするところが蘇南生の誠実なところ。)

 ステージでは、全校レクとか、部活動企画が盛り上がりました。特に部活動企画は、インターハイ予選も代替大会も失ってしまった3年生に、「やりきって終わる」区切りをつくるために、それぞれの培った力を全校生徒の前で発揮することができる企画でした。

 蘇峡祭の今年のテーマは「青春と一瞬」です。かけがえのない「一瞬」を楽しんでいる生徒たちでした。
 蘇峡祭は、明日に続きます。

「蘇峡祭の幕があがる」