「どんなことがあってもそばにいる」

 蘇峡祭の2日めが全日程を終了しました。
 3年生の保護者の皆さんにのみ体育館ギャラリーから見学していただくという、限定公開のステージ発表でした。軽音楽部、音楽部、各クラスからの発表(本校では個性披露大会と呼んでいます)が次々と繰り出されます。
 クラス発表なんて、どう考えても間に合わないだろうと思っていたのですが、ダンス・映画・コントなど、創意工夫を凝らしたステージに感心させられます。ステージ発表にあたっては、互いに1メートル離れ、前を向いてのみ発話し、ステージと客席は3メートル以上離すという原則を、みんなが守りました。

 幕間に、教員の「個性披露大会」参加として、鷹野先生・竹岡先生の漫才が登場。(登場前の緊張ぶりに私まで緊張したのですが)会場の笑いをうまく引き出して、やりきりました。そして教員から生徒へのメッセージ動画が流されました。担任、クラブ顧問ひとりひとりが生徒たちにメッセージを送ったのです。「先生ありがとうアルバム」の返事です。
 実は、これ、豪雨の臨時休校中に先生たちが、生徒を驚かせようと作成したもので、臨時休校の見事な活用例。私はノータッチで、先生たちの自主制作です。
 登場する先生たちは口々に、生徒を讃えます。よくここまで頑張った、あなたたちはコロナをはねかえした、と。メッセージを発しているうちに感情があふれそうになって、言葉につまる。そして最後に教員から生徒たちへのテロップ。

「どんなことがあってもそばにいる」

 そして閉祭式、後夜祭と進行して、いよいよ最後の花火の時間帯へ。昨晩、今朝と南木曽町の有線放送で、「地域の方々への感謝の思いを込めて打ち上げます」と宣伝していただいていたのですが、終日の雨に加え、夜のはじめは晴れると言っていた天気予報も、午後になると「ずっと雨」の内容に…。万事休すと思ったら、後夜祭が終わって生徒が外に出てみると、なんと雨がやみ、一瞬の晴れ間が!

 盛大に花火が上がり、生徒たちは文化祭をやりきったのでした。
「どんなことがあってもそばにいる」