「中学生体験入学を午前の部・午後の部にわかれて実施する」

 7月末に実施予定であった中学生体験入学について、ようやく本日、開催できました。実に何か月ぶりかで、本校生以外の生徒が、蘇南高校の学び舎に入ってきました。
 新型コロナウイルス感染症予防の徹底をはかり、午前の部・午後の部と同じ内容を二度繰り返すこととし、クラブ見学は昼の時間帯に実施しました。全体会については体育館で密になることを避けるために、各教室にわかれて、全校放送やビデオ上映などを組み合わせて行いました。ここ数日、不安定な空模様だったのですが、今日は青空のもと南木曽の山々の緑も輝き、美しい風景の中での体験入学となりました。

 用意した体験授業は、10種類。国語・地歴公民(社会)・数学・理科・英語・家庭・美術・体育・商業・工業です。
 たとえば、商業の授業では、このコロナ禍で企業の収益がどのように落ち込んだかを分析し、かわりにどのような業種の企業が売り上げを伸ばしたかをみていきます。そして「自己資本比率」という概念を学ぶなど、経営学の基礎を丁寧に学びました。頷きながら学んでいる中学生たちの姿を見て、大いに頼もしく思いました。

 全体会では3名の生徒たち(3年生の伊藤さん、秋山さん、松永さん)が、自分が選択している系列の授業をいかして、どのような進路を目指しているかという自分のキャリアデザインについて、中学生に語りかけてくれました。本校生がどのようにいきいきと学んでいるかという「生の声」は、中学生の皆さんの大きな参考になったことでしょう。
 校長による学校説明では、本校の教育目標が「開拓者精神」の育成であることと、まさにその精神を発揮して活躍している生徒の様子について、何人かの具体例とともに紹介しました。そして次のように呼びかけて、しめくくりとしました。

 「では、皆さん。この校舎のように思い切り翼を広げて、未来にはばたく=未来を開拓する学びを一緒にしませんか。蘇南高校だからこそ体験できる、たくさんの感動、ひとりひとりの進路実現があります。蘇南高校は、『小さくてもキラリと光る高校』です。必ず、『蘇南高校の生徒になってよかった』と思うはずです。皆さんと受験会場で、そして入学式で再会できることを、心から待っています!」

「中学生体験入学を午前の部・午後の部にわかれて実施する」