「つなぐうた~We are the World」

 コロナ臨時休業のなか、蘇南高校にエールの歌を贈ってくださった、シンガーソングライターの小田ルイさんが、YouTubeで感動的な動画を公開しています。
 あの不朽の名作「We are the World」に日本語の歌詞をつけて、総勢120名の歌をつなぎ、1本の動画を完成させたのです。この動画のために、いったいどれほどのエネルギーをそそいだのか。それを想像するだけでも胸が熱くなります。

 冒頭の歌詞は、こうです。
 「命の声が聴こえる/窓と海を越えて/手をあててみて/この胸の奥/今 奏でる時・・・」
 YouTubeのページには、次のようなことばが刻まれています。
 「この歌を私達が日本語で歌うことは、世界の片隅の物語です。しかし、きっと世界のどこかの片隅につながっていきます。」

 今から20年前、松本深志高校の私のクラス2年5組は、合唱コンクールに「We are the World」を歌いました。独唱を担当したのが、クラスでも抜群の歌唱力をもっていた小田さんでした。
 そして今、この日本列島で日本語を使って生活している人々の心に届く「We are the World」を小田さんが作り上げたのです。
 コロナとのたたかいはまだまだ続きます。人々の経済的な苦しみは日々深まっています。世界の国々の対立も厳しくなるばかり。そういう時代だからこそ、「つなぐうた」を人々に届けるというプロジェクトの意味は、海よりも深いのです。
 小田さんに心からの拍手を贈るとともに、私からも皆さんに紹介します。是非、ご覧ください。

https://youtu.be/xLhdX9pAo3Q
「つなぐうた~We are the World」