「商品開発に試行錯誤を繰り返しながらチャレンジする生徒たち」
Posted by 蘇南高等学校長.
2020年11月03日17:41
今日は、商業科の3年「商品開発」の授業について、市瀬先生にレポートしてもらうことにします。私は、この授業のなかで成長していく生徒の姿を感心しながら見守ってきました。専門学校未来ビジネスカレッジの田中校長先生に格別のご高配をいただき、古川先生(ご実家はあの寿命餅の老舗磯村さん)を講師として派遣していただいていることが、授業の質を断然高めています。では、市瀬先生にバトンタッチします。
商業科の市瀬です。
11月2日(月)の商品開発発表会についてご報告いたします。
経営ビジネス系列3年「商品開発」の授業では、昨年度に引き続き、学校法人未来学舎専門学校未来ビジネスカレッジの古川博徳先生にご支援いただき、商品開発に取り組んできました。本年度は、「地元(南木曽町、木曽郡、中津川市)の産品を用いて、ヴィーガン商品を開発しよう」をテーマとして取り組み、生徒一人ひとりが地元の産品をもとにヴィーガン商品(完全菜食主義に対応した商品)を考案し、試作・改善を繰り返し、発表しました。
今回の実習にあたり生徒に伝えたことなかに、「ただ想像するだけではなく、自分自身で実際につくってみること」があります。生徒は何度かの試作を繰り返し、本日、その成果を試作品として提供してくれました。17の企画案のうち16の企画案で試作品が提出されたことには、私自身驚きました。
審査にあたっては、一般社団法人南木曽町観光協会会長高橋様と授業講師の古川先生にお願いをし、一品一品、味を確認し審査をしていただきました。自分が考案した試作品が目の前で食べられる姿をみて、生徒はいつも以上に緊張しながらプレゼンテーションをしていたように感じます。
ヴィーガンという縛りのなかで、生徒もさまざまな工夫をしていました。牛乳のかわりに豆乳を、また、肉のかわりに野菜や大豆をもちいるなど。また、自分の想像していた味やみた目がかけ離れており、理想に近づけるにはどうしたらいいか、かなり苦戦したようです。それでも、自分で考案した商品だけあって、発表の言葉ひとつひとつには重みがありました。「先生にも作ってきたので食べてくれますか?」、おいしくいただきました。中間報告で指摘された点も見事に改善していました。
全ての発表が終わり、審査をお願いしたお二人から、「限られた食材のなか苦労されたと思いますが、食材の偏りがあったると感じました。また、一つの商品のなかに、複数の産品を入れることで、素材がお互いにつぶし合っている気がします。少し欲張りすぎているかなと。そのあたり工夫が必要だと思います。パッケージについては、どれももうひと工夫必要ですね。中間報告で指摘した点を改善しようとする工夫は見られました。プレゼンもよくまとまっていたと思います。」といった講評をいただきました。やはり実社会で経験されている方の見る目は違うなと感じたコメントでした。個々の商品については別途アドバイスをいただいていますので、生徒にフィードバックをしたいと思います。
今回提案した17企画案は、古川先生が専門学校に持ち帰り、学生と議論を重ね、そのなかから2~3選出します。そして、改良を加え、完成した商品を11月30日に全員で試食をする予定です。
商業科の市瀬です。
11月2日(月)の商品開発発表会についてご報告いたします。
経営ビジネス系列3年「商品開発」の授業では、昨年度に引き続き、学校法人未来学舎専門学校未来ビジネスカレッジの古川博徳先生にご支援いただき、商品開発に取り組んできました。本年度は、「地元(南木曽町、木曽郡、中津川市)の産品を用いて、ヴィーガン商品を開発しよう」をテーマとして取り組み、生徒一人ひとりが地元の産品をもとにヴィーガン商品(完全菜食主義に対応した商品)を考案し、試作・改善を繰り返し、発表しました。
今回の実習にあたり生徒に伝えたことなかに、「ただ想像するだけではなく、自分自身で実際につくってみること」があります。生徒は何度かの試作を繰り返し、本日、その成果を試作品として提供してくれました。17の企画案のうち16の企画案で試作品が提出されたことには、私自身驚きました。
審査にあたっては、一般社団法人南木曽町観光協会会長高橋様と授業講師の古川先生にお願いをし、一品一品、味を確認し審査をしていただきました。自分が考案した試作品が目の前で食べられる姿をみて、生徒はいつも以上に緊張しながらプレゼンテーションをしていたように感じます。
ヴィーガンという縛りのなかで、生徒もさまざまな工夫をしていました。牛乳のかわりに豆乳を、また、肉のかわりに野菜や大豆をもちいるなど。また、自分の想像していた味やみた目がかけ離れており、理想に近づけるにはどうしたらいいか、かなり苦戦したようです。それでも、自分で考案した商品だけあって、発表の言葉ひとつひとつには重みがありました。「先生にも作ってきたので食べてくれますか?」、おいしくいただきました。中間報告で指摘された点も見事に改善していました。
全ての発表が終わり、審査をお願いしたお二人から、「限られた食材のなか苦労されたと思いますが、食材の偏りがあったると感じました。また、一つの商品のなかに、複数の産品を入れることで、素材がお互いにつぶし合っている気がします。少し欲張りすぎているかなと。そのあたり工夫が必要だと思います。パッケージについては、どれももうひと工夫必要ですね。中間報告で指摘した点を改善しようとする工夫は見られました。プレゼンもよくまとまっていたと思います。」といった講評をいただきました。やはり実社会で経験されている方の見る目は違うなと感じたコメントでした。個々の商品については別途アドバイスをいただいていますので、生徒にフィードバックをしたいと思います。
今回提案した17企画案は、古川先生が専門学校に持ち帰り、学生と議論を重ね、そのなかから2~3選出します。そして、改良を加え、完成した商品を11月30日に全員で試食をする予定です。
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