「長崎修学旅行から全員が笑顔で戻ってくる」

 本日、2年生全員が長崎修学旅行から元気な笑顔で戻ってきました。
 今朝の検温では全員平熱の状態かつ元気であり、安心して帰りの飛行機に搭乗することができました。

 4日間の旅は、たくさんの生徒の成長した姿に出会うことができました。3日目の夜、ホテルに帰ってきて少し体調不安があった生徒は、夜のハウステンボスのイリュミネーションの見学に外出できませんでした。しかし班の仲間たちが彼の淋しさを埋め合わせるだけのおみやげを買ってきました。互いに支え合いながら、生徒たちは旅を進めていきました。
 困ったときのリカバリーにおいても、一段大人に近づいた生徒たちの姿を随所に見ることができました。やはり旅は、人間を成長させる絶好の機会なのです。

 「100を0にしない」ことを、みんなの力で今回も成し遂げることができました。

 2年生の生徒の皆さん、お疲れさまでした。お帰りなさい。
 そしてコロナ禍のなか学校を信頼していただき、お子さんを旅行に出していただいた、保護者の皆様、本当にありがとうございました。全員の保護者の皆様から同意書が出てきたことで、私たちは絶対にこの旅を成功させるのだという決意をもちました。

 今回の旅のプランニングとリスクマネジメントを綿密に行ってくださった東武トップツアーズ伊那支店の河合支店長様にも心より感謝申し上げます。コロナ時代に観光産業が人々に安全安心な旅の夢を提供していくということは、このような緻密で膨大な努力の上に成り立つことなのだと、今回、私は実感しました。観光産業の皆さんに、私は尊敬の念をもちます。

 最後に、旅のエンディングについての報告です。セントレア空港に帰着して、終わりのセレモニーを予定どおり終えようとしたとき、生徒の代表がサプライズで引率教員への感謝の思いをスピーチしてくれました。
 教員も「蘇南高校でこの時代にこの生徒たちと一緒に旅ができた幸せ」をかみしめたのです。

「長崎修学旅行から全員が笑顔で戻ってくる」