「3年総合研究発表会の2次予選をおこなう」

 今日は、3年生が「総合研究」(週3時間)の授業で取り組んできた課題研究の成果を発表し合う2次予選会でした。
 1次予選には3年生全員が参加し、その中から選抜された9作品が2次予選会に進んだのです。力作ぞろいのなかで9作品を選ぶのは、なかなか大変でしたが、生徒の投票と教員の投票をもとに、選考委員会で厳正に審査をした結果です。この中から4作品がさらに選抜されて、12月11日(金)の課題研究発表会(本選)にのぞみます。
 実は、今日はどうしても出席しなければならない対面の会議があって長野市に出張だったので、私が2次予選会を見るのは、月曜日になります。録画されたものをきちんと見る予定です。(今日の写真は、予選会のものがないので、帰り道の姨捨(おばすて)PAからの善光寺平の夜景です。きれいでした。)

 2次予選に参加する9組の生徒たち全員に、1次予選の発表を受けての改善点について、校長面談をおこなってアドバイスしてあります。共通している点は、次のようなことでした。

(1)冒頭の問題設定(仮説)と末尾の考察(検証結果)が、じゅうぶん対応していないので、これを考え直すこと。
(2)考察の社会的意義を多角的に深めていくこと。
(3)参照、引用したものについて出典を明らかにするとともに、オリジナルに作成したものについてはそのプロセスをもっと明らかにすること。
(4)検証が不十分な点があるので、再検証をすること。(条件設定を厳密にして検証をすること。)
(5)全国で同じような実践がないかを調査し、自分の独創性が唯一無二なのか確認すること。
(6)人の心をつかまえる表現・文体を目指すこと。
(7)あなたの研究成果は実に面白い!


以上です。(7)を除いて、まさに今、自分が必死の思いで書いている研究論文にもあてはまることであり、自分が苦しみながら取り組んでいるからこそ、生徒に実感を込めてアドバイスをしたくなるのです。
 さあ、生徒たちがどのように伸びてくれたのかを楽しみにしつつ、週明けに録画を再生してみたいと思っています。
「3年総合研究発表会の2次予選をおこなう」