「さらにここまでできるということに出会う喜び」
Posted by 蘇南高等学校長.
2020年11月30日19:35
今日は、2年の経営ビジネス系列の「商品開発」という授業のまとめがありました。これは本当にワクワクする学びでした。
「商品開発」の受講生徒は、これまで「木曽・中津川の特産品をいかしたヴィーガン向け商品を開発する」という共通テーマのもと、開発コンセプトを練り上げ、試作品を作り、それを検討の結果を経て作り直して、最終プレゼンテーションを行いました。
今日の「まとめ」の授業は、その最終プレゼンテーションの講師をつとめていただいた、専門学校未来ビジネスカレッジ・パティシエ・ブーランジェ学科長の古川博徳先生が、3つの優秀企画を選び、その内容を専門学校の教え子の皆さんと試作・検討しながら改良し、「これだったら市場化できるのではないか」というレベルに完成させて、実物を見ながら講義をしてくださったのです。
生徒も私も、プロの指導はこのようなレベルなのかと感嘆しながら、授業を受けました。
たとえば、採用された企画のひとつに「栗のタルト」(生徒の命名はマロマロンタルト)があったのですが、グルテンフリーとか卵・牛乳がNGという条件のもと、米粉とか栗のペーストを使っていたために、味はともかく、固いという難点がありました。そこで古川さんと教え子の皆さんは、米粉に長芋とおからを加え、栗には寒天を加えてみたというのです。そうすることで、外国人観光客に「和」をさらに強調する商品になれたし、予想外の結果としてアレルギー体質の方にも食べていただける商品になる可能性が出てきたのでした。
他に今日の授業で取り上げていただいたのは、「そばろーる」「あいすぼー わっふる」「柿其味噌ドレッシング」です。講義のあと、古川先生と教え子の皆さんに作っていただいた、グレードアップした商品を全員で(私も!)試食をしました。知的な喜びと食の楽しさをともに味わうぜいたくなひとときです。
今日のあらためての私の発見は、生徒が精一杯作りあげた探究の成果を、上級学校の方々がバトンを受け取って「さらにここまでできる」というその先を見せてくれる学びは本当に素晴らしいということでした。学びの成果の未来の可能性まで知ることができるのですから。
専門学校未来ビジネスカレッジの古川先生、そして田中校長先生、教え子の皆さん、ご指導をいただき、本当にありがとうございました。
「商品開発」の受講生徒は、これまで「木曽・中津川の特産品をいかしたヴィーガン向け商品を開発する」という共通テーマのもと、開発コンセプトを練り上げ、試作品を作り、それを検討の結果を経て作り直して、最終プレゼンテーションを行いました。
今日の「まとめ」の授業は、その最終プレゼンテーションの講師をつとめていただいた、専門学校未来ビジネスカレッジ・パティシエ・ブーランジェ学科長の古川博徳先生が、3つの優秀企画を選び、その内容を専門学校の教え子の皆さんと試作・検討しながら改良し、「これだったら市場化できるのではないか」というレベルに完成させて、実物を見ながら講義をしてくださったのです。
生徒も私も、プロの指導はこのようなレベルなのかと感嘆しながら、授業を受けました。
たとえば、採用された企画のひとつに「栗のタルト」(生徒の命名はマロマロンタルト)があったのですが、グルテンフリーとか卵・牛乳がNGという条件のもと、米粉とか栗のペーストを使っていたために、味はともかく、固いという難点がありました。そこで古川さんと教え子の皆さんは、米粉に長芋とおからを加え、栗には寒天を加えてみたというのです。そうすることで、外国人観光客に「和」をさらに強調する商品になれたし、予想外の結果としてアレルギー体質の方にも食べていただける商品になる可能性が出てきたのでした。
他に今日の授業で取り上げていただいたのは、「そばろーる」「あいすぼー わっふる」「柿其味噌ドレッシング」です。講義のあと、古川先生と教え子の皆さんに作っていただいた、グレードアップした商品を全員で(私も!)試食をしました。知的な喜びと食の楽しさをともに味わうぜいたくなひとときです。
今日のあらためての私の発見は、生徒が精一杯作りあげた探究の成果を、上級学校の方々がバトンを受け取って「さらにここまでできる」というその先を見せてくれる学びは本当に素晴らしいということでした。学びの成果の未来の可能性まで知ることができるのですから。
専門学校未来ビジネスカレッジの古川先生、そして田中校長先生、教え子の皆さん、ご指導をいただき、本当にありがとうございました。

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