「ここまでできるんだという心意気を共有できるような一日にしたい」

 今日は、12月11日に開催する3年生の課題研究発表会(オンライン配信)に出場する4班を選考する会議を先生方と行いました。これまで課題研究を指導してきた担当の先生方ですから、本校の3分の1強の人数になります。2次選考会で発表した9班をひとつひとつ吟味しました。
 先生方はやはり、ひとりひとりの生徒の成長の軌跡にとても注目していることがよくわかりました。本校の大切にしていることがひとりひとりの生徒へのまなざしですから、入学してからこの課題研究をまとめるまでの道のりを丁寧に見ています。
 私は、ここはあえてアウトプットされた発表内容のほうに焦点を絞り、以下の3点に注目しました。

 ①課題設定と結論がきちんと対応しており、その間の試行錯誤(探究のサイクル)が濃いこと。
 ➁教員や地域の大人が知らないようなオリジナルな気づきや社会的な意義があること。
 ③研究の過程で多くの他者と出会い、他者の検証の目線をもって研究を総括できていること。

こうした議論を重ねることは、私たちの「学ぶ」といういとなみを見つめることにほかなりません。一つ一つの研究の何が素晴らしく、何が改善点なのかを議論し、改善点をクリアすればさらに素晴らしくなりそうな4つの研究を選びました。
 本番まで1週間半ほどしかないのですが、当日は、全校生徒のみならず地域の中学校や近隣の高校にも配信されますし、南木曽町長さん、教育長さん、コンソーシアム委員さんをはじめとするゲスト審査員にもお越しいただきます。高校生の探究って、ここまでできるんだという心意気を共有できるような一日にしたいと思っています。
「ここまでできるんだという心意気を共有できるような一日にしたい」