「朝早く雪かきをしてくれる先生たち」

 雪が比較的少ない南木曽でも、昨晩から今朝にかけてさらに積雪がありました。
 朝一番に出勤して、昇降口にむかうロータリーの坂道一帯の雪かきを宮坂教頭先生がしてくれます。献身的な教頭先生の仕事によって学校は支えられています。その後、校用技師さんや他の先生方、私が雪かきや塩カル散布をしていきます。今日は坂道がスケートリンク状態に近かったので、一日に何度も通学路のチェックを重ねました。

 教頭先生からこんな話を聞きました。ある若手の講師の先生が誰よりも早く出勤して、黙々と通学路の雪かきをしてくれたのだと。今朝、集合住宅の雪かきをしようと戸外に出たら、誰かが完璧に広い敷地の雪かきをしてくれていました。その先生だったんだ…、とすべてが一致しました。
 彼は自分がやったのだと一言も言わず、普段と何も変わらない表情で仕事をしています。教頭先生から教えてもらわなかったら、私はまったく気づかなかったでしょう。

 私は将来のこの先生の活躍する姿が見えたような気がしました。
「朝早く雪かきをしてくれる先生たち」