「蘇南版ビフォー・アフターを3年生が実現する」

 この時期の3年生は自宅研修期間になっていて、週1回だけ登校して租税教育とか主権者教育など社会に出ていく直前の学習をしています。

 今日は、3年生が担任の先生たちと考えてくれた特別企画「蘇南版ビフォー・アフター(感謝を込め高校生活最後の清掃)」を実施してくれました。
 ①廊下の窓をピカピカにする。
 ➁体育館を徹底的にきれいにする。
 ③教室と廊下の壁をペンキで塗り替える。

 ペンキ塗りはかなり大々的で、昭和49年に本校舎が建造され、長い年月の中で黒くくすんできた白壁を生徒たちの手で真っ白に塗り替えるという企画です。「壁が残念な状態なんだよなあ」という校長の嘆きに、見事、生徒たちが立ち上がってくれました。
 しかも、抗菌仕様の高級ペンキ(1斗缶で数万円の定価)をなんと3缶も、製造元の大日本塗料(株)さんと代理店のダイニッカ(株)さんが、「蘇南高校生の取組を応援する」と、無償提供してくださったのです!! 両企業様には深く深く感謝申し上げます。仲介をしてくださった地元の小島塗装さんにも感謝申し上げます。

 いよいよ、作業開始になると、校用技師さんの指導を受けながら、マスキングテープを貼り、刷毛ですみをまず塗り、ローラーで壁面全体を仕上げていきます。まあ、教室の明るくなること、明るくなること。
 廊下、体育館、教室が、もうすぐここを巣立っていく3年生の手によって、新たな「校舎のいのち」を吹き込まれていったのでした。

 …なんということでしょう!
「蘇南版ビフォー・アフターを3年生が実現する」