「木工デザインコンペで本校職員が入選する」

 本校の事務職員の久保さんが制作した「風やわらぎ」という作品が、令和元年度「ブランド材を用いた新空間デザインコンペ」(主催:中部森林管理局、共催:長野県)にて「社会人の部 部門賞」を受賞しています。

 このコンペは、パーティションを木曽のブランド材を用いて、しかも従来の伝統的純和風のものとは違う形で、しかも低コストで制作することを競うものでした。グランプリ・優秀賞・部門賞を選んでいるので、久保さんは見事第三席を勝ち取ったことになります。

 「風やわらぎ」は、木を波型の曲線に加工したパーティションで、実に斬新なデザインです。審査員からは「切り込み全面で曲げ加工する発想は新鮮で、波状のデザインが興味深くさわやかな印象」という温かな評価をいただいています。
 さらにこの作品が、木曽官材市売協同組合が建設中の上松町役場に寄贈するパーティションのひとつに選ばれ、久保さんは目下、制作を続けています。

 ちなみに久保さんは、本校では主に職員給与や授業料などを担当してくれているデスクワークの達人です。細やかな配慮のもとに着実に行政事務を進めている学校での姿と、木工デザインを創作するご家庭での姿と、多面的な活躍をしているところに、私は感心しています。
 「さまざまな自分」を磨くということの素晴らしさに、改めて気づかされます。
「木工デザインコンペで本校職員が入選する」