「卒業式の予行をおこなう」

 明日がいよいよ令和2年度卒業証書授与式です。
 今日の午前、全校生徒で清掃を行い、大体育館の式場づくりをしました。そして昼から3年生だけを体育館に入れて、明日のリハーサルをやりました。従来は全校生徒が参集して綿密に予行をしていたとのことですが、今年のリハーサルは3年生と要点の確認をするのみとしました。みんながわかっていることを繰り返すよりも、どんな気づきと出会いがあるのか好奇心とともに臨む卒業式でいいのじゃないかと思うからです。

 リハーサルの最後に、「校長はアドリブが好きだから、お互いの呼吸を合わせていこうね」と3年生に語りかけました。そのとき、その場で向き合っている人々がいるからこそ、うまれてくる「ことば」を大切にできればいいと思います。
 リハーサルの後は、この学年を1年の時から教えてきた教員たちが勢ぞろいして、一日早い「お祝いのことば」を贈りました。生徒たちへの熱いメッセージを、みんなが届けたいからです。
 もちろん担任だけは、明日の最後のホームルームにて登場です。

 卒業式では、私から心込めてお祝いとお別れのことばを語りかけるつもりです。人それぞれのスタイルがあっていいと思っているので、折り畳み式の式辞用紙ではなく、パワーポイントを使いながら、3年生のひとりひとりを見つめて、「いのちのリレー」というテーマで最後の講義をしようと思っています。
「卒業式の予行をおこなう」