「入学者全員が宣誓して署名する」

 令和3年度の蘇南高校の入学式を行いました。来賓として向井・南木曽町長様、伊藤・教育長様のご臨席をいただきました。保護者の皆様は、人数制限を加えずにご出席いただきました。

 私が「入学許可」を告げるために、ひとりひとりの氏名が呼ばれ、皆が凛として「はいっ」という大きな声とともに起立をしてくれるので、私はその姿にすでに胸がいっぱいになりました。思わず「ようこそ蘇南高校へ! 一緒に学んでいきましょう」と語りかけました。

 代表の古井さんが宣誓文を読み上げました。このような一節がありました。

 「私たちは昨年、新型コロナウイルス感染症により制限が多いなかでも全力で様々なことに取り組んできました。その前向きな姿勢を忘れずに、これからは新たな仲間とともに、学習やクラブ活動、生徒会活動に積極的に取り組みます。」

 コロナの時代に生きる高校生の力強い宣誓を受けて、入学生全員が「同じ思いである」というしるしとして、宣誓文に署名をしました。最後に皆の署名を手に、古井さんが私に提出してくれました。体育館は、温かな拍手に包まれました。

 私は、学校の丘の麓にある重要文化財・桃介橋を建設した人々や、これを保存した人々の生き方を紹介し、未来の人々の幸せを想像できる人が「開拓者」であり、私たちはお互いの心に「橋」をかけながら、「開拓者」を目指していきたい、と語りかけました。
https://www.nagano-c.ed.jp/sonan-hs/pdf/20210407_kyoutouburogu_002.pdf

 新たな生徒の皆さんとの日々の中で、また、たくさんの感動が生まれるでしょう。そう確信した入学式でした。
 新入生の皆さん、入学、おめでとう!
「入学者全員が宣誓して署名する」