「身だしなみ検査は挨拶運動とセットで」

 新年度の始まりには、身だしなみ検査をしています。
 といっても、教員がものさしをもってスカートの丈を測ったり、髪の毛の色をカラースケールに照合したりという風景ではなく、生徒会の役員の皆さんが昇降口で登校してくる仲間たちにあいさつをし、次にロビーのところで生徒会の担当の生徒が「学校のきまり」を尊重することを呼びかけて身だしなみをチェックしていきます。教員はそれを後ろで見守っています。
 きわめて和やかな風景なのです。
 
 どんな服装でも、どんな髪の毛の色でも「自由」だということは、本校ではありません。地域社会から信頼されること、落ち着いた雰囲気で授業を行っていくことの大切さを考えるならば、「自由」というのは、「みんなの幸せ(ウェルビーイング)」との調和のなかで実現されていくべきものだからです。
 校則だから…というタテマエ論だけでなく、なぜこのきまりがあるのかを一緒に考えていくことが大切なのでしょう。

 とまれ、本校の身だしなみ検査は明るい挨拶の中で進んでいきます。

「身だしなみ検査は挨拶運動とセットで」