「かけがえのない日常を守る」

 新学期の四月の締めくくりとして、運動会形式のクラスマッチを行いました。全校の生徒たちの「心のつながり」をつくるための行事なので、あえて球技ではないクラスマッチにしたのです。
 雨のために体育館での開催になりましたが、リレー、綱引き、大縄跳びなど、大いに盛り上がってスポーツを楽しみました。

 私が感心したのは、1年生のクラスの「心のつながり」を作ることを最優先して、2年生・3年生がクラスの枠そのものを脱構築したことでした。1年生:3年生の人数比は、2:3です。そこで1年生はA組・B組の枠でクラスマッチに臨むこととし、3年生は2クラスを3つのクラスマッチ用クラスに再編成しました。名付けて「3年花組」「3年月組」「3年雪組」です。(宝塚!)
 大縄跳びは300回以上跳ぶクラスも現れる一方、あくまで楽しむことを大切にしていました。

 閉会式では、係長の大平さんが全校生徒に思いを伝えました。「コロナのために出来るのかどうか、ハラハラしたけれど、先生方やみんなに支えられて、クラスマッチをやりとげることができました。感謝の思いでいっぱいです。」
 その言葉に満場の拍手が沸き起こりました。
 かけがえのない日常を守ろうとする「心のつながり」の光景でした。
「かけがえのない日常を守る」