「課題の質ではなく、課題への向き合い方を問う」

 教員の日々は忙しいのだけれども、もっと自分たちが研修する機会がほしい…という声が、昨年度のリフレクションのワークショップで複数出されました。

 そこで今日は、職員研修会を開催。
 「生徒の可能性を引き出す『探究的な学び』とは?」というタイトルで、岡山大学学長特別補佐・ベネッセ教育総合研究所主席研究員の小村俊平先生にレクチャーをしていただき、私たちのリフレクションをおこないました。

 「~でなければならない」という教員の固定観念をとぎほぐし、もう一度、教育の原点にたちかえって、生徒の可能性を引き出す教育のあり方を提言する小村先生のレクチャーに、私も目の覚める思いをしながら、思考フル回転状態となりました。

「一律のペナルティで管理するのではなく、一人ひとりのモチベーションの源泉を探す。」
「課題の質ではなく、課題への向き合い方を問う。」
「インプットの濃度とアウトプットの個性に拘る。」
「抽象化する力を磨くとソーシャルとアカデミックがつながる。」


 まさにそこが本校の課題なのだとか、その課題をのりこえるためにこんな工夫ができるのではないかとか、今日のテーマは教科の授業にもあてはまるのだとか、たくさんのリフレクションが、教員から出されたのでした。
 司書の先生も非常勤の先生も勢ぞろいして、みんなで学んだ職員研修会でした。まさに課題への向き合い方が大切です。

 小村先生、素敵な研修の機会をいただき、本当にありがとうございました。

「課題の質ではなく、課題への向き合い方を問う」