「明日はSBCラジオで茶摘みを紹介していただきます」

 明日の昼12時20分頃から「坂ちゃんのずくだせ えぶりでい」(SBCラジオ)が本校から生中継されて、先日の「茶摘み」の様子がリポートされることになりました。
 1年生の代表生徒と私がアナウンサーさんからぶっつけ本番で(!)インタビューを受けます。
 南木曽のお茶の魅力を発信できればと思っています。

 この間、同窓生の皆様からご教示をいただくなどして、本校の「茶摘み」の歴史を少し調べてみました。実に興味深いことがわかりました。

(1)1953年の開校当時、現在のプール一帯が広い農園になっていたが、獣害が深刻だった。そこで横内初代校長自らが静岡県の試験場に視察に行き、茶畑を開設した。
(2)1956年にチャノキの種を撒き、1957年から収穫ができるようになった。当時は冬にもみがらをまき、校舎のトイレから肥を運ぶ(!)など、手をかけて育てた。
(3)1965年には生茶が564キロ収穫されるに至った。売り上げは生徒会費に入れ、「生徒会費を徴収しない学校、ピアノが何台もある学校」を目指そうとした。
(4)しかし、プール建設によって茶畑は大幅に縮小され、茶摘みは中止された。
(5)1980年にPTA有志によって茶摘みが再開され、1981年に1年生の体験学習として茶摘みが復活した。1990年に現在の場所に茶畑が造成され、「やぶきた」が新たに栽培されて現在に至っている。

 本校創設時の「開拓者精神」で始まった資金獲得の茶園経営が、ふるさとの伝統産業を学ぶ機会として「茶摘み」として復活し30周年を迎えたということがわかったのです。
 もしお時間がありましたら、SBCラジオにてお会いしましょう。
「明日はSBCラジオで茶摘みを紹介していただきます」