「木曽地域で働くことの魅力を学ぶ」

 木曽地域の15の企業・事業所をお招きし、初企画「ふるさと探究学・企業ガイダンス編」を3年生・2年生全員が参加して実施しました。木曽地方振興局・ハローワークと連携しての取組です。
 自分たちが生活している地域で働く人々の「思い」をもっと知ろう。そして感じたこと、考えたことを質問して対話をしよう。そんなことを生徒に呼びかけました。
 学校の授業だけでは絶対に聞くことのできない印象的なことばが、あちこちの分科会から聞こえてきました。

「製造業は毎日同じことを繰り返していると思われているかもしれないけど、違います。日々、難しいことへのチャレンジの連続なんです。」
「自分が作った建造物が、地図に載って数十年残る。この充実感が生きがいです。」
「会社として一番大切にしているのは、社員のいのちを守るためのコミュニケーションです。」
「都会の生活と地方の生活を比較するときに、給与の額だけでなく、どれだけ生活のためにお金が出ていくかということの比較も大切だと思うよ。」
「清水寺とか正倉院など、国宝の建築物の屋根は、うちの会社が手がけています。木曽だからこそできるんです。」


 以上は本日の名言集のごく一部。たくさんの気づきをいただいた「ふるさと探究学」になりました。お越しいただいた皆様に心からの感謝を申し上げます。

 信州の西部に位置する、この木曽地域で、すばらしい「仕事」がいとなまれていることを、私自身も学びました。
 新緑の輝く木曽谷の風景が、いっそう眩しく感じられた一日でした。

「木曽地域で働くことの魅力を学ぶ」