「木曽地域の高校再編二次案についての住民説明会が開かれる」

 今日の午後、木曽地域(旧第10通学区)の高校再編・整備計画二次案に係る住民説明会が、長野県教育委員会・高校再編準備室の主催で開かれました。
 15時からの回と18時からの回というように、90分の説明会が二回繰り返され、どちらにも出られるような配慮がなされたのでした。

 蘇南高校と木曽青峰高校の二校存続が二次案で打ち出されているわけですが、二校の教育をどのように充実させていくのかということや、厳しく進行する少子化に対してどのように対応していくのかなど、二校が直面する課題について、参加者から温かなエールや問いかけをたくさんいただきました。もちろん二校を大切に思うがゆえの県教育委員会への要望も、たくさんいただきました。

 大畑県議さん、木曽地域の中学校長の皆さん、PTA連合会さんからは、木曽地域全体の教育を守り、発展させるという見地からご意見をいただきました。
 さらに、私が今回の説明会で胸を熱くしたのは、会場が南木曽町から50分はかかる木曽町文化交流センターであったにもかかわらず、蘇南高校を応援する方々が大勢出席して、いくつものご意見を表明してくださったことです。
 向井・南木曽町長さんをはじめ、蘇南高校の同窓生、非常勤講師、そして中津川から通われている生徒の親御さん、南木曽町で事業を経営されている方、地域おこし協力隊員の若者…驚くほどたくさんの方々が、小さな蘇南高校がもつ「大きな力」について心を込めて語ってくださり、地域連携の新たな方策についても提言してくださいました。
 「小さい学校だからこそ出来ていることが、たくさんある。」多くの方がおっしゃってくださった、この言葉こそ、私たち教員の思いでもあります。

 確かに少子化はとても厳しい現実としてあります。しかし、こんなにも蘇南高校は皆さんの温かなエールに包まれながら存在しているのだということが、今まで以上に身にしみてわかったのが、今日の説明会でした。
 ただの説明会ではなく、次に進むための大切なスタート地点をいただいたのだと思っています。
 皆さま、本当にありがとうございました。

「木曽地域の高校再編二次案についての住民説明会が開かれる」