「木曽病院吉岡医師の人生論に学ぶ」
Posted by 蘇南高等学校長.
2021年07月07日15:13
今日の午後は、学年ごとに、長野県立木曽病院産婦人科の吉岡医師の講演を聞きました。「笑顔の多い人生を」というのが共通テーマで、1年生の副題が「男性と女性論」、2年が「妊娠編」、3年が「STIと避妊論」となっています。
私の年齢の人間が学んでも、どのテーマも新たな発見に満ちていて、人間としてどのように生きていったらよいのかについて、大切な知見をもらっています。私ですらそうなのですから、生徒たちはじっと聞き入りながら、メモをとっていて、その会場の温かな雰囲気がとても印象的です。
ちなみに吉岡先生は10年前に脳出血を患い、右半身に重い後遺症があります。しかし私がお会いする先生はいつも明るくパワフルで、どうしたらこのように元気で生きられるのだろうとずっと憧れてきました。
しかし、このほど吉岡先生が出版された著書『0歳の右半身と50歳の左半身』(一元社)を読み、先生がどれほどの苦労を重ねながら今日まで歩んできたのかを知り、私は深く心を動かされました。この本の中にこのようなことばがあります。
――逃げたくなるのが普通である、それを認めなければ、ただつらいだけである。
人間が弱い存在であることを認め、そんな人間が幸せに生きていくためにはどうすればよいのかを考えるのが、吉岡先生の性教育講座です。
先生の話を聞きながら、生徒たちが他者をリスペクトし、自分自身を大切に思えるように生きていってほしいと、切に願ったのでした。

私の年齢の人間が学んでも、どのテーマも新たな発見に満ちていて、人間としてどのように生きていったらよいのかについて、大切な知見をもらっています。私ですらそうなのですから、生徒たちはじっと聞き入りながら、メモをとっていて、その会場の温かな雰囲気がとても印象的です。
ちなみに吉岡先生は10年前に脳出血を患い、右半身に重い後遺症があります。しかし私がお会いする先生はいつも明るくパワフルで、どうしたらこのように元気で生きられるのだろうとずっと憧れてきました。
しかし、このほど吉岡先生が出版された著書『0歳の右半身と50歳の左半身』(一元社)を読み、先生がどれほどの苦労を重ねながら今日まで歩んできたのかを知り、私は深く心を動かされました。この本の中にこのようなことばがあります。
――逃げたくなるのが普通である、それを認めなければ、ただつらいだけである。
人間が弱い存在であることを認め、そんな人間が幸せに生きていくためにはどうすればよいのかを考えるのが、吉岡先生の性教育講座です。
先生の話を聞きながら、生徒たちが他者をリスペクトし、自分自身を大切に思えるように生きていってほしいと、切に願ったのでした。
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