「岡田政晴先生の絵画の展覧会を鑑賞する」
Posted by 蘇南高等学校長.
2021年08月01日09:08
昨日から大桑村歴史民俗資料館(大桑村須原)にて、蘇南高校第15回生の岡田政晴さん・中畑勝美さん・中野智晃さん三人の「第5回刻(とき)・思い さんにん展」が開催されています。(入場無料、8月8日まで)
岡田先生は公立中学の校長を退職後、南木曽町教育委員のかたわら、蘇南高校の地歴公民科の非常勤講師をお勤めいただいてきました。昨年、ご体調を崩され、リハビリをしながら静養生活を送ってこられ、絵筆を握れないので指で直接描く方法をとって作品の制作を続けてこられたのです。
それだけでも聞いて胸がいっぱいになるのですが、実際に作品を拝見して、私は感動で作品の前に立ち尽くしてしまいました。のびやかな筆致(指の描線)と、大胆で鮮烈な色彩によって描かれた作品には、作者のお身体が不自由な分、イマジネーションが思い切り自由に力強く飛躍していたからです。
岡田先生は仲間の二人に励まされて創作活動を続けたといいます。中畑さんは美術の教師、校長を退職後、細密で陰影に富み、透明感のあふれる作品を創作し続けておられます。人生というものがたくさんの想いや感情から織り合わさって生み出されていることを思い起こさせる作品だと思いました。
中野さんは企業務めを退職されたあと、高校時代に夢中になっていた美術の世界に戻ったのだと言います。静謐さをたたえた構図のなかに、対象の存在感をやさしく描きこむ、心動かされる作品を創作されています。
病気やコロナをのりこえて「刻・思い さんにん展」が開催されたことに、心からのお祝いを申し上げます。機会がありましたら、皆さま、是非、お出かけください。
岡田先生は公立中学の校長を退職後、南木曽町教育委員のかたわら、蘇南高校の地歴公民科の非常勤講師をお勤めいただいてきました。昨年、ご体調を崩され、リハビリをしながら静養生活を送ってこられ、絵筆を握れないので指で直接描く方法をとって作品の制作を続けてこられたのです。
それだけでも聞いて胸がいっぱいになるのですが、実際に作品を拝見して、私は感動で作品の前に立ち尽くしてしまいました。のびやかな筆致(指の描線)と、大胆で鮮烈な色彩によって描かれた作品には、作者のお身体が不自由な分、イマジネーションが思い切り自由に力強く飛躍していたからです。
岡田先生は仲間の二人に励まされて創作活動を続けたといいます。中畑さんは美術の教師、校長を退職後、細密で陰影に富み、透明感のあふれる作品を創作し続けておられます。人生というものがたくさんの想いや感情から織り合わさって生み出されていることを思い起こさせる作品だと思いました。
中野さんは企業務めを退職されたあと、高校時代に夢中になっていた美術の世界に戻ったのだと言います。静謐さをたたえた構図のなかに、対象の存在感をやさしく描きこむ、心動かされる作品を創作されています。
病気やコロナをのりこえて「刻・思い さんにん展」が開催されたことに、心からのお祝いを申し上げます。機会がありましたら、皆さま、是非、お出かけください。
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