「災害対応&福島県の先生方との対話&絶品トマト」

 今日は夏季休暇の日ですが、JR中央西線の塩尻・南木曽間が復旧までに「相当な時間を要する見込み」とのことで、情報収集のために出勤しました。

 わかったのは、ニュースなどで知っている木曽平沢駅や倉本駅の近くの土砂崩落だけではなく、8カ所にも及ぶ被災(!)が、塩尻・南木曽間にあるということでした。
 私は夕方、上松駅まで実際に国道19号線を自動車で走ってみましたが、須原駅や倉本駅付近の土砂崩落は、いずれも国道から遥かに高く、急な山の中腹を線路が横切っているところで大量の土石流が発生しており、線路付近に重機を入れること自体がとても困難な作業になるということが、よくわかりました。
 JR東海の労苦はたいへんなことでしょう。
 蘇南高校は来週の火曜日から夏休みがあけます。
 復旧に向けての長野県とJR東海の協議を見守りながら、本校としてできることを考えていくつもりです。南木曽以北から列車で通学している生徒は、4割に及びます。さしあたり、明日から通学できる生徒について部活動などを再開していくことにします。

 昼過ぎには、福島県の学校法人石川高等学校の職員研修会の講師をつとめました。もちろんzoomを使ったオンラインです。今日は世界史教師として、石川高等学校の地歴公民科の先生方に、授業づくりの講演をさせていただきました。
 授業の中の対話が深まるためには、どのような工夫が必要なのかというテーマで、アメリカ建国の父の「トマス・ジェファソン」の模擬授業をしながら、話をしたのです。
 福島県の先生方ととても楽しいひと時を過ごしました。

 もうひとつ、今日は嬉しいことがありました。
 本校のアドバイザーの柴田さんの紹介で知り合った中津川市加子母の若き農業経営者小木曽さんのトマトが、この天候不順でひび割れて困っていると聞いて、まとめて購入したのです。自分で食べてみると「!!!」でした。
 まろやかな香りとやさしい甘さのトマトは、当初いろいろな料理に使おうと思っていましたが、そのまま食べるのが断然いいと決めました。ヘンなたとえで恐縮ですが、日本酒の大吟醸のようなトマトだったのです。

 素敵な人々との出会いに感謝しつつ、災害復旧に頑張ろうと思った一日でした。
「災害対応&福島県の先生方との対話&絶品トマト」