「時間割通りのオンライン学習を始める」

 新型コロナウイルス感染症「第5波」の予防のために、本日から蘇南高校は、オンライン学習を開始しました。
 朝8:55、いつもの時間にSHRを始め、基礎教養をかためる特別講座を行います。そして9:30から1限目の授業を始めて、お昼をはさんで6限目まで、時間割通り全科目の授業を受けました。講義→演習・討論→まとめ…という流れが基本です。中にはグループ討論を組織している授業もあります。

 2・3年生は昨年度の臨時休校の経験があるので慣れていますが、1年生もしっかり学んでいる姿が印象的でした。画面上には生徒全員の顔を出してもらっています。だからこちらから指名して答えてもらうこともあります。双方向のコミュニケーションが大切です。
 全校6クラスの小さな学校ですが、総合学科なので授業の種類はとても多いのです。だからこそ実習系も含めてすべての授業を時間割通りに行うことを目指しています。
 
 放課後にもう一度SHRを行って、一日が終わりました。SHRはいつも担任だけではなく、副担任も一緒に進めているので、オンラインになっても「語りかける担任」「出欠をとる副担任」など役割分担がすぐできています。
 一日中、校舎の中は、画面に語りかける先生たちの声がにぎやかに響き渡っていました。

 自宅の自分の部屋で授業を受けるのは、気楽である反面、緊張感・集中力を持続させることの苦労をともないます。でも生徒たちが画面の向こうから一生懸命応答してくる姿を見て、私は胸が熱くなったのでした。

「時間割通りのオンライン学習を始める」