「互いの学びを評価し合うことができるか」

 今日は、工業科の藤城先生のプレ研究授業を行いました。本校は、全国工業高等学校長協会の評価実践の研究校になっています。

 昨年度は、ルーブリックやアセスメントを活用して、生徒が自分の学びと成長の様子をふりかえることができる「自己評価」を活用して、生徒たちが自信をもって学ぶことを支援しました。
 今年度は、生徒たちがお互いの学びに温かな評価をしあえるような授業づくりを、テーマの一つにしています。「相互評価」の導入です。そのためには、常日頃のクラスの「人間関係づくり」も大切になってきますし、お互いの学びに温かであり、かつ的を射たコメントをする「人生の習慣」が必要になってきます。

 今日の藤城先生の授業は、現在のエネルギー危機・環境問題を見すえて、50年後の日本のエネルギーのあり方について提言をしようというものでした。3班にわかれて、生徒たちがプレゼンテーションを行い、それに対して同時並行的に、聞く側の生徒がパソコンの「ジャムボード」を使ってコメントを入力し、それをもとに対話を試みるというものでした。
 生徒たちの鋭い問いかけに感心し、これならば「相互評価」に挑戦できるのではないかと思ったのでした。

 授業後の研究会では、協会の小山先生と湯澤先生から丁寧なアドバイスをいただきました。
 評価というものを、生徒たちが自分の学習をふりかえって、さらに成長するためにはどうすればいいかを具体的に考えられるような「チャンス」にしたい(単なる評定のラベリングにしないようにする)と改めて思いました。
「互いの学びを評価し合うことができるか」