「今日から後期学期が始まる」

 2学期制をとっている蘇南高校では、今日から「後期」の学期が始まりました。

 長野県の多くの高校では、3学期制をとっているわけですが、本校を含むいくつかの高校では前期・後期にわかれる2学期制をとっています。
 2学期制のメリットは、週に2コマあるような授業は、前期だけで(1年間通じて週1コマ学んだのと同等に学んだと見なして)1単位を認定できるところにあります。よって前期と後期で生徒の時間割は変わるわけです。
 それから3学期制だと2学期が異様に長くて、逆に1学期がとても慌ただしい中で成績をつけなければなりません。本校のように2学期制だと前期・後期の長さはほぼ同じになります。また、世の中で「2学期制のデメリット」として言われるような、「定期考査の回数が少なくなったり、通知表を渡す回数が減ったりして、生徒が勉強しなくなる」という声についても、本校では工夫して5回の定期考査をしていますし、通知表を渡すのが年2回になったとしても生徒が学ばなくなっているということはありません。
 ゆえに2学期制をとることで、学びのリズムが程よくとれているように思います。

 先週の金曜日には、2年生の修学旅行を、現在の新型コロナウイルス感染症の状況を鑑みて、当初の予定通りの長崎県を目的地とすることを、生徒・保護者の皆さんにお伝えしました。もちろん、万一の感染状況の急激な悪化の場合の予定変更(キャンセル)も想定しての決断です。
 修学旅行だけでなく、本校独自の芸術鑑賞とか、改造版合唱コンクールとか、「100を0にしない」本校の学びの計画が目白押しです。
 魅力的な学びがぎゅっと詰まった後期にしたいと意気込んでいます。
「今日から後期学期が始まる」