「南木曽岳の登山道整備のボランティアに参加する」

 今日は、南木曽岳の登山道整備を行う南木曽山士会の活動に参加しました。
 普段、登山を趣味として楽しんでいるわけですが、その登山道は地元の人々の地道な作業によって維持されています。楽しむだけでなく、自分もまた汗を流す側の人間になりたいというのが、年来の夢でした。

 急峻な登山ルートは、上りと下りが異なる周回状になっており、50か所以上の梯子・鎖場があります。
 今日は、直滑降のような下山路の梯子の架け替えと笹刈をしました。雨模様の中、下山路を逆によじ登りながら作業をしていくと、ベニマンサクの紅葉が心にしみます。南木曽岳では一本たりとも樹木を切ってはいけないので、材料はすべて下から担ぎ上げます。(私は細い材を持っただけ。地域の皆さんの強力ぶりがすごい。)
 登山客が転倒しないように、丁寧にスモールステップの梯子を、木材を使って作っていきました。

 世界はすべて、誰かが知らないところで汗をかくことによって維持されている。このことを実感した一日でした。
 南木曽山士会の皆さん、本当にありがとうございました。

「南木曽岳の登山道整備のボランティアに参加する」