「書く仕事は続くよ、どこまでも」

 私が責任編集をした『岩波講座世界歴史01 世界史とは何か』(岩波書店)の刊行からちょうど一週間が経ちました。
 おかげさまで多くの読者に恵まれ、発売の翌日には重版をすることが決まりました。とてもありがたいことです。

 この間、ネット検索できる情報が充実してきました。
 Wikipediaの「岩波講座世界歴史」の情報がいつのまにか更新されていたというのもありますが、一番大切なのは、「内容見本(パンフレット)」の情報が岩波書店のホームページからアクセスできることになったことです。
 これによって全24巻の400名による論文の全目次がわかるようになりました。(コラムは入っていませんので論文のみ。) 
https://www.iwanami.co.jp/news/n43808.html

 「岩波講座世界歴史」を最初から最後まですべて読む人というのは、それほど多くないはずです。(私は編集委員として今回は完読するつもりです。)読みたい分野・テーマの論文が、どの巻に収録されているのかを検索しやすいように、巻構成はなるべく単純(時代別・地域別)にして、マトリクスで表現しています。このマトリクスは、私が原案をつくり、編集委員で何度も検討して完成させました。

 実は、ああできた!…と喜んでいるのも束の間、次回作として執筆中の本が、同時並行として数冊あるため、私は相変わらず、少しの「スキマ時間」を見つけては、頭をフル回転させています。(校長としての勤務中も頭をフル回転させていますけど…)
「書く仕事は続くよ、どこまでも」